横浜ジャズプロムナードへ行ってきた

正式にいうと"横濱ジャズプロムナード2007"(YOKOHAMA JAZZ PROMENADE)となって、浜の字が旧字?になってるんだけど、それの10/6(土)のほうに行ってきた。
これからいろいろ感想を書こうかと思うけど、わたくし、音楽好きでありながら、音楽理論や演奏技術に関しては素人も同然なので、失礼な記述があったらご勘弁を。

11:45 日本大通り駅到着〜関内ホール

ほんらいの見所は赤レンガ倉庫で行われる"Extreme Trio"かと思われるけど、ジャズは基本的に生だ、と思ってる私は、外人ミュージッシャンのファンになってもまた何時聴けるやらと虚しいので、関内小ホールで"田村夏樹 GATO LIBRE"を見ることにする。
日本大通り駅から時間ぎりぎりに関内ホールに着いたので、おそるおそるホールの扉を開くと、なかなか寂しい様子。それでも、初日のお昼前後はどこの会場もこんな傾向だし、おそらく本人たちも好きでこういう受けない音楽をやっているのだから、覚悟というか落胆はないだろう。ご本人さんもMCでは、賑やかなノリで聴かせるタイプではないので眠たくなるかもみたいな事を言っていたし(自虐的ユーモアで笑いをとっていた)。
肝心の音楽はオリジナリティ溢れるなかなか聴かせるモノ。分類しにくい音楽というか、この何でもありな所もまたジャズらしいところ。ここでこの楽器がこういうメロディーを出さないだろう、っていう所で意想外に出てくるから面白い。
また曲名に関してもCDとか出すときになって便宜上付けているだけで、ふだんはカナ一字で表しているそうだ。この曲は「タ」です、とか。
がしかし、やっぱビート感というかグルーヴ感が欲しいんだよね。これはこれで楽しめるけれども。
というわけで3曲目の途中で、無情にも移動することに。
メモ的に書くと、やたらギターの人がいい音を出していた。津村和彦さんというらしい。ちょっと頭に置いておこう。

12:25 ヨコハマNEWSハーバーへ

途中で席を立ったのは私の他に一人ほどいたように覚えているが、とりあえず、田村さんすみません。少し名残惜しくはありましたです。
で、向かったのが横浜メディア・ビジネスセンター1F[ヨコハマNEWSハーバー]の"八木隆幸(p)トリオ"。
初めての会場なので少し迷ったが、10分もかからず到着。八木氏が挨拶しているときに入場し、後ろのほうの席に案内される。後ろのほうは、音は遠いが少し高くなって見やすい。なんともラッキー。
周りではオムライスを食べたり、音楽そっちのけでジャズプロの小冊子を食い入るように見てる人がいて、あまり"ホール"という感じがしない。でまた、そういう周りの無関心さがあまり気にならないのがJAZZの良いところ。
内容は、ごく普通のモダンジャズなんだけど、これが結構聞かせる。やっぱ男の人でリーダーアルバム出す人は違うな、という感じ。スタンダード曲のアレンジもなかなか格好良い。演奏もやたら上手く感じるが、上手いだけではダメで元からある曲をどう作り変えてるか、なんだよね。
ここでもメモ的に書くと、ドラムの人が上手かった。芸も細かく、キープ力が高い気がする。原 大力さんという人だ。名前だけはよく目にしていたが・・・。
途中、いきなりドラムソロをふられて、えっオレ、とか言ってたように聞こえたが、それだけリラックスしていながらの演奏であれだけ聞かせるのだからプロだよなあ。
とりあえず、基本単位の3ピースでいいグルーヴ感を味わせていただいた。大満足である。